日常生活や海水浴を楽しむ際に欠かせないのが、
日焼け止めですが、
一見すると無縁と思えるダイビング時においても、
必須アイテムとなっています。
それというのも、街中に比べて海岸は、
日焼けしやすい場所であるからです。
ドラッグストアやコスメショップに行くと、
様々な種類の日焼け止めが並んでいますが、
実は環境に影響を与える成分を含む商品があることを
知っているという方は、多くはいないかもしれません。
その成分というのが、
オキシベンゾンとメトキシケイヒ酸エチルヘキシル、
メトキシケイヒ酸オクチル(オクチノキサート)という紫外線吸収剤です。
日本ではこれらの成分を含む商品に対する規制はありませんが、
アメリカのハワイ州などでは、
販売、持ち込みおよび使用を禁止する措置がとられています。
サンゴ礁や海洋を研究する機関が、
日焼け止めに含まれる成分に対して警鐘を鳴らしたことで、
こうした動きが世界のあちこちで起こっていることを、
私たちはもっと大々的に知るべきだと思います。
たかが日焼け止め、されど日焼け止め。
一人一人ができることはちっぽけな事柄かもしれませんが、
世界規模で考えれば、大きな力になっていることも
私たちは意識したほうが良いと思います。