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ドリフト中の事故について

ダイビングにオフシーズンはありませんが、

快適な季節というものはあります。

 

それは、海から上がっても寒いと感じない季節で、

個人的には、5月から10月までが

ベストシーズンだと思っています。

 

ところで、ダイビングを行うためにはCカードの取得が必須である、

ということはご存知だと思いますが、

カード取得後1~5年以内で、約半年以上潜らなかった場合は、

リフレッシュコースの受講が推奨されていることは

ご存知でしょうか。

 

もしくは、カード取得から10年以上経過していて、

かつ半年から数年潜っていないが、

経験本数は100本近くある、

という方の場合も、ブランクダイバーであるといえるため、

リフレッシュコースの受講を推奨します。

 

悲しいことに、最近耳にすることの多い

ドリフトダイビング中の事故ですが、

その多くがブランクダイバーなのだそうです。

 

経験本数が多くなると、

プライドが高くなるのかもしれませんが、

命と引き換えにするものではないと思います。

 

マーカーブイや、鏡、ホイッスルといった

目印となるツールを携帯することに加えて、

水中でも使用できるGPSなどの機器を導入する、

ダイビングプランを何度も確認するなど、

安全管理を十分にするべきだと思います。

 

シュノーケリングのやり方

シュノーケリングは、スキューバダイビングのような

ライセンスの取得が不要なため、

子どもからお年寄りまで、気軽に楽しめるレジャーの一つです。

 

ダイビング器材において、シュノーケリングの道具は、

軽機材と呼ばれています。

シュノーケリングは、水面に浮いた状態で行うレジャーなので、

飛行機に乗る当日でも、楽しむことができます。

 

シュノーケリングを行う際は、

一般的な水泳で使用するゴーグルとは違い、

シリコンなどで鼻を覆うタイプのマスクを着用します。

このマスクには、左右どちらかに、

シュノーケルを固定するためのフックがついています。

 

シュノーケルは、水中に顔をつけても全部が水に沈まない筒状の道具で、

呼吸をするために使用します。

また、万が一、波を被ったとしても、

筒の内部に水が入りにくい構造になっています。

口にくわえるパーツを、マウスピースといいますが、

男性用と女性用、子ども用とサイズが異なるので、

購入の際にはサイズ確認を必ず行いましょう。

 

最後に、泳ぎ方と呼吸法ですが、

全身の力をなるべく抜いて、ゆっくり行うのが良いでしょう。

 

素早い動きでは、魚が逃げてしまいますし、

なにより、息が苦しくなって、楽しくなくなってしまいます。

 

台風後のダイビングについて

台風が接近すると、

大抵のダイビングポイントは、

クローズ(潜水禁止)となります。

 

これは、台風の本体が遠くにあり、

空に青空が見えていても、

うねりが発生している場合や、

波が高く、エントリーとエキジットが

困難となっている場合があるためです。

 

台風の接近や通過中の海は危険なので、

近づくことは避けていただきたいのですが、

一方で、台風が去った後の海には

是非とも潜って欲しいと思うのです。

 

台風が過ぎた後の影響が一番はっきり表れるのは、

外洋に面した海です。

 

風によって発生した波によって、

海中がかき混ぜられ、

不純物が押し流されます。

 

次第に波が落ち着いていくと、

巻き上げられた不純物が沈下し、

透明度が高くなるのです。

 

台風一過の空が、常よりも青く澄んだ色に見えるのも、

大気中の不純物が雨などによって流されるからだといわれています。

そんな空から射す光が、海中深くまで届くため、

全体として、明るくなるのです。

 

しかし、いくら海中の環境が整っていても、

ダイビングショップのテストダイバーが、

潜水には向かない海と判断した場合は、

潜ることはできません。

 

様々な準備を経てのダイビング計画だった場合、

残念なことと思いますが、

中止や仕切り直しの必要性も心得ておきましょう。

結婚指輪が見つかったニュース

沖縄の石垣島でのダイビング中に

結婚指輪をなくされた夫婦のもとに、

指輪が戻ってきたというニュースを、

覚えている方も多いのではないでしょうか。

 

感動する話として、各テレビ局で何度も取り上げられていました。

 

私自身も、話としては感動的と思うのですが、

ダイビングを楽しむ者として

少し引っかかるものを感じたことも否めません。

 

これは、ダイビングを行う際の

安全性の確保事項に含まれることと思うのですが、

ピアスや指輪などの装飾品は、

なるべく外したうえで海に入った方が良い

という考え方に基づくものです。

 

指輪やピアスに鋭利な部分があると、

ウエットスーツを破いてしまう可能性がありますし、

ドライスーツのネックゴムにピアスが引っかかると、

耳を傷めてしまう可能性があります。

 

上記に加えて、海の中に落としてしまった金属を、

魚がエサと間違えて食べてしまうかもしれません。

 

また、アクセサリーそのものへのダメージがあることを

忘れてはいけません。

 

塩のダメージは思いのほか強いので、

メッキ製品や、金属とガラスを貼り合わせたものなどは

十分に洗っても、錆びてしまう場合があります。

 

ダイビングを楽しむためにも、

大切なアクセサリーは外して、

貴重品と一緒に保管しておきましょう。

 

「ブランクダイバー」ではありませんか?

今年のゴールデンウィークは、

緊急事態宣言もまん延防止等重点措置ない、連休となりました。

 

これまでダイビングを自粛していた方も、

「そろそろ活動再開かな?」と

ショップやツアー情報を調べたのではないでしょうか。

 

とはいえ、2年にもわたる自粛ムードで、

すっかりブランクダイバーとなってしまった方も多いはず。

 

実は、ダイビング中にトラブルを起こすのは、

ブランクダイバーが9割ともいわれているのです。

 

ダイビングのライセンスは更新が不要なため、

体感的に覚えてしまえば忘れることのない

自転車の乗り方と同様の感覚になりやすいのだと思います。

 

PADIでは、最終ダイビングから半年以上潜っていない場合は、

リフレッシュコースの受講を勧めています。

 

海でのトラブルは、即、命に係わる事態になり得ます。

 

最終ダイビングから半年以内であっても、

スキルやダイビングに関する不安があったら、

リフレッシュコースを受けるようにしましょう。

 

事故を未然に防ぐためには、事前の対策が必要です。

 

ダイビングは、緊張や不安ではなく、

楽しさを満喫するスポーツです。

 

リフレッシュコースの受講は、

恥ずかしいことではありません。

楽しいダイビングを続けていくためにも、

どんどん活用していきましょう。

ダイビング時の水中マナーについて

ダイビングには、様々なルールがありますが、

皆さんは守っていますか?

 

ハンドサイン(ハンドシグナル)や浮上時の安全停止、

緊急時の対応などは知っていても、

水中マナーはおろそかになっているかもしれません。

 

今回は、私が思う水中でのマナーを解説したいと思います。

 

1.海中のものを持ち帰らない

海中を漂うゴミは別として、

貝や魚を持ち帰ってはいけません。

生態系に影響を与えてしまうだけでなく、

日本では漁業権を侵害することにもなります。

 

2.海中生物に触れない

イソギンチャクやヒトデなども、

手袋をしているからとむやみに触らないようにしましょう。

特にサンゴなどのデリケートな生き物は、

フィンをぶつけるだけでも大惨事になってしまうことがあります。

 

3.撮影の邪魔をしない

岩場などで固定撮影をしているグループがいたら、

対象物から離れるまで、待ちましょう。

不用意に近づいて、砂を巻き上げるなどの

迷惑行為をしてはいけません。

 

4.バディとのアイコンタクトを忘れない

初心者は、特に忘れてしまいがちな行為です。

ガイドさんを追いかけることも大切ですが、

バディがどこにいるかの確認も行っておきましょう。

 

楽しいダイビングとなるように、

まずは自分ができることから心がけてみましょう。

 

真夏のダイビングでも、冷え対策は必要!

気温が上がり

海が最高に気持ちよい

夏になりました!

 

春に生まれた

魚も大きくなり

水中の世界も

にぎやかに。

 

海の透明度も上がり

水中には

美しい世界が

広がります。

 

一年のうちで

1番気温が

高くなる季節。

 

水温が高くなっても

長く水中にいると

体が冷えてしまうので

 

ウェットスーツだけでなく

インナーや

フードベストなどで

保温するようにしましょう。

 

 

まず、

真夏でも

ウェットスーツの下に

インナーを着るのは

基本です。

 

陸上の気温が高くても

海に潜ると

寒くて震え上がる

ということはよくあります。

 

曇っていたり

雨の前後は

特に注意が必要です。

 

インナーは

トップスだけでなく

ボトムスも有効で、

 

下腹部や

下半身を温めると

体全体を効率的に

温めることができます。

 

インナーパンツを履くと

動きにくい、

という場合は

 

1mmから3mm

くらいの厚さのものを

選ぶようにしましょう。

 

 

インナーパンツは

ショートとロングがありますが、

夏はショートタイプで

十分です。

 

 

また

意外と知られていないですが、

 

ダイビング中は

頭部から体温が逃げることで

冷えるということ。

 

フードを被れば

効率よく

保温できます。

 

必要がないときは

首の後ろに

出しておくことが

できる

便利アイテム。

 

お盆後に発生する

クラゲから

体を守ることができますよ。

ダイビング前後にしておきたい、日焼け対策!

ダイビングは

海の中のスポーツ。

 

潜っている時間が長いので

日焼けはしないか?

というと

そうでもありません。

 

 

海に潜っていない

時間もけっこうありますし、

 

海の中にも

紫外線は届いています。

 

 

日焼けすることに

抵抗がないとしても

 

日焼け対策をしていないと

紫外線を浴び続ける

ことになり

 

皮膚に水ぶくれが

できることもあります。

 

 

日焼けしたい!

という人でも

紫外線対策は必要です。

 

 

基本の対策は

ウォータープルーフの

日焼け止めを塗ること。

 

休憩中は

ウェットスーツを脱ぐので

ウェットスーツの下も

しっかりと。

 

 

また、

ダイビングスーツの下に

インナーとして

素材の薄い

ラッシュガードを

着ておくことも

効果的です。

 

 

紫外線は

肌だけでなく

目にもダメージを

与えるので

目の日焼け対策も

お忘れなく。

 

UV加工された

ダイビングマスクの

着用がおすすめです。

 

 

日焼け対策をしつつ

ダイビング後の

アフターケアも

しておきたいもの。

 

日焼け止めクリームがとれたり

塗り残しがあると

日焼けしてしまうこともあります。

 

日焼けした箇所は

熱を持っているので

冷たいタオルや

冷却ジェルを使って

早めに冷やしましょう。

 

冷却後は

しっかりと保湿を。

 

日焼けした肌は

水分が無くなっているので

そのままだと乾燥が進みます。

 

ボディーローションなどで

保湿を。

 

快適なダイビングを

楽しむためには

日焼け対策をしっかり

しておきたいですね。

 

5月はダイビングにおすすめのシーズン

5月のはじめは

待ちに待った

ゴールデンウィーク。

 

晴れの日も多く

暑くも寒くもない

快適な気候なので

お出かけしたいですね。

 

 

沖縄は

夏日が続く頃で

海水浴を楽しめる

時期です。

 

海好きなら

ダイビングもおすすめ!

 

ダイビングの経験がなくても

体験コースなど

初心者向きのコースもあるので

気軽に挑戦してみませんか?

 

 

5月の沖縄は

平均気温は24℃くらい、

水温も22〜24℃あるので

快適にダイビングを

楽しむことができます。

 

 

ダイビング中は

紫外線対策がとても重要です。

 

ウォータープルーフの

日焼け止めをしっかり塗り、

それ以外のお化粧はしない、

のがポイント。

 

魚や海の生き物にとって

化粧品は有害です。

 

美しい海を汚す

ことになるだけでなく、

水中でお化粧が落ちると

目に入って痛いので

 

アイシャドウや

アイラインなどの

アイメイクはしない

が鉄則です。

 

 

時期によって

服装も変わりますが、

この時期は

5mmのウェットスーツに

フードベストを着用すると

良いでしょう。

 

陸に上がると

日差しが強いので

長袖シャツにサングラスの

着用もお忘れなく。

 

 

ゴールデンウィーク明け

くらいから

沖縄は梅雨入りします。

 

梅雨といっても

じとじと1日降り続ける

ことは少なく、

短期間で一気に降るので

梅雨の時期でも

ダイビングを楽しむ

ことができますよ。

 

 

春のダイビング!春濁りでも楽しむコツ

春は

アクティブに

行動したくなる季節。

 

寒い冬の間は

家にこもりがちですが、

春の陽気に誘われて

ちょっと遠出をしませんか?

 

 

冬の間

お休みしていた

ダイビングを再開するのも

いいですね。

 

気温が上がり

海にも入りやすくなるこの時期、

気をつけたいのが

春濁りという現象。

 

陸上と同じく

海にも四季があり

春は海の透明度が下がります。

 

冬の間は

海水の温度が低くく、

春になると

水温も上がります。

 

 

このとき

海の上層と下層の水が

循環され、

 

栄養分豊富な海水が

上層に上がってくることで

プランクトンが増殖し

海水が濁るのが

「春濁り」です。

 

 

だからといって

ダイビングが出来ない

というわけではありません。

 

 

春濁りが激しいときは

水中の視界が

悪くなることもあるので

 

単独行動はせず

バディやグループと

はぐれないように

注意しましょう。

 

 

ダイビングの前に

コースの打ち合わせを

しておくと安心ですね。

 

 

浮力コントロールも

重要です。

 

透明度の高い海に比べて

自分のいる位置が

分かりにくいので、

海底に接触しないよう

中性浮力をキープしておきたいもの。

 

 

水中ライトも

便利です。

 

透明度が低くても

海中の状況を把握したり

仲間に居場所を

知らせることもできます。

 

ちょっと工夫すれば

春濁りの時期は

魚も増えるので

海の中で大小色んな魚と

出会えますよ。