ダイビングはやってみたいけど、
泳ぎに自信がないから心配、
という人は意外と多いです。
ダイビングは海中のスポーツなので、
泳げないとできない、
と思うのは当然かもしれませんが、
泳げなくてもダイビングはできます。
ダイビングの時にはウェットスーツを着ますが、
全身を覆うウェットスーツそのものが
「浮き輪」の役目を果たします。
ダイビングで使う機材は
全て浮くように作られているので、
まず溺れるという心配はありません。
緊急時には、
浮力を調整するBCジャケットを付けるので
浮いたまま移動することもできます。
逆に泳ぎに自信がある人が
ダイビングを始めるよりも、
泳げない人の方が安全だと言われています。
泳ぎに自信がない分、
水中での行動が慎重で、
ガイドの指示を守るので
危険なことに合わないのだそうです。
少しずつ上達するので、
結果的にスキルアップも早いのだとか。
ガイドは海水の流れを読んで
先の進路を案内しています。
ガイドの指示をたった2〜3m超えただけでも、
思わぬ岩場があったり
流れの激しいスポットがあったり、
危険に遭遇する可能性があります。
ダイビング事故で多い
「ロスト」と言われる行方不明事故は、
泳ぎに自信のある初心者に多いとのこと。
安全にダイビングを楽しむため必要なのは、
泳げることではなく、
インストラクターの指示に従うことです。