今年も、ヨーロッパやアメリカのカリフォルニアで、
大規模な山火事が発生しています。
7月の平均気温が23℃であるロンドンでさえ、
今年は40.2℃を記録しました。
自然発生する山火事は、
これまでも毎年発生してきました。
しかし、近年では人的要因による山火事の方が
多発しているといわれています。
森林が燃えると、
「森林が生み出す酸素量が減る」
といわれることがあります。
しかし、森林ジャーナリストの田中敦夫氏は、
「森林が生み出している酸素量は、
成熟した森では皆無である」といいます。
もし、森が空気中に存在する酸素を生み出していないというなら、
私たちが生きるために必要な酸素は、
どこからきているのでしょうか?
もうお分かりかと思いますが、
それは「海」です。
実は、呼吸に必要な酸素の約50~85%が、
海に生息している植物プランクトンや海藻、
シアノバクテリアという光合成を行う生物によって
作り出されているのです。
光合成を行う動植物にとって、
光がさえぎられることは致命的なことであり、
海においては、「赤潮」が該当します。
赤潮の発生源は、人の手で減らすことができます。
地球の環境と海を守るためにも、
できることをしたいと思います。