美しい海を泳ぐことはダイバーにとってとても幸せな時間ですよね。
しかし、海は綺麗なだけでなく、人間の残念な面を示す場でもあったりします。
海底におり重なるゴミの山。海の生物が生活するのにとても大きな問題となっています。
本格的なダイビングシーズン前には特に、海岸清掃ならぬ、海底清掃を行う地域もあるようです。海底にあるゴミを減らして行けば、海の自浄作用も高まり、美しい海になることでしょう。
一般的な海底清掃だけでなく、たとえば東日本大震災で大きな津波被害のあった三陸海岸では漁師との連携しながらボランティアダイバーが活躍しています。
陸上は既に綺麗にすることすすめられていますが、やはり海底は目が届きにくい場所なのでなかなかすすんでいないのが実情です。
三陸海岸ではワカメや魚介類が豊富な地域で、養殖も盛んに行われてきましたが、津波によって甚大な被害を受けました。がれきが沈む海は危険な地域でもあります。
過去の災害現場では潜水のプロが潜ったそうですが現在はボランティア意識の高まりにより、水中清掃活動を行うボランティアダイバーが沢山集まったのです。
2014年の3月には三陸海岸の水中清掃活動を進めてきた三陸ボランティアダイバーズの海中写真展が開かれ、震災直後ヘドロの舞って何も見えなかった海中に、現在ではカラフルな海の生物が戻って来ているよる様子を見ることが出来ました。
特に変化が大きいのが養殖施設だそうです。
海を汚すのは人間ですが、海の美しさを守るのはやはり人間。
美しい海に行って美しい海を堪能するのもイイですが、自分の身近な海に行って海を美しく変えていくことも考えてみたいですね。