ダイビングを始めたばかりの頃、
どうしたら中性浮力がうまくできるようになるのか?
を毎日のように考えていました。
きっかけは、
沖縄のサンゴ礁ダイビング時のブリーフィングでした。
沖縄に生息するサンゴの中には、
1年で数センチしか成長しない種もあるそうです。
一見硬く見えるサンゴでも、
ダイバーのフィンが触れただけで、
ポキポキと折れてしまうというのです。
普段、サンゴ礁の海に潜ることがないダイバーであっても、
こうした知識は知っておかなければなりません。
また、砂地への着底も、
生き物に影響を与えているかもしれないのだそうです。
こうした現実を知ってから、
なおのこと中性浮力のことを考えるようになりました。
普段のダイビングの中で、
スキルアップを狙える簡単な方法があります。
それは、
ガイドさんの潜り方を、真似することです。
可能ならば、
ベテランガイドさんの真後ろにつきましょう。
泳ぐ姿勢、海底からの距離、
フィンの動かし方など、
後ろから見ているだけでも
学べることがたくさんあります。
カメラを持っているバディがいれば、
水中での姿勢を撮影してもらうのも
上達のきっかけになります。
水中スキルがあがると、
潜れるポイントが増え、
海中世界をもっと楽しむことができます。