ダイビングをしている中で、
なかなか使わない用語とその現象に出会うことがあります。
オールシーズン、
様々な地形で潜るタイプのダイバーであれば、
それほど珍しくはないかもしれません。
今回は、そんなダイビング用語と現象について解説します。
・サーモクライン
温かい海水と冷たい海水が、交じり合うところで見られます。
ゆらゆらと揺らいで見えるので、遠くからでも確認できます。
揺らぎの中にいる場合の視界は悪く、
顔面に触れる海水は暖かいのに、手に感じる海水は冷たい、
あるいはその逆といった体験ができます。
地上の温度と、海水温の差が激しいときに出会いやすい現象です。
・流れ(カレント)
潮の満ち引きのタイミングで海中にいると、出会うことがあります。
体感的にもわかりやすいのは、海岸に近い場所ということになりますが、
少し沖に出た場所でも感じることがあります。
強いものだと、浮いた状態でその場にとどまることができないほど
速い流れを感じます。
逆に弱くても、なかなか前に進めないなどの抵抗を感じることがあります。
この場合は着底して岩を掴みながら進むか、
指示棒を砂地に突き刺しながら進みます。
カレントフックを使って、その場に待機する場合もあります。